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2010年1月6日
もうひとつのアメリカ!
ハーレーダビッドソンディラーを経営する仕事柄、アメリカへは毎年行く。その道すがら、大好きなプロペラ戦闘機が展示してある博物館を訪ねる。昨年の夏のブログにも紹介したが、小生の少年時代プラモデルを夢中で作った話のこと。その頃、少年マンガ誌も第二次世界大戦を題材にしたものが多く描かれていた。
私は戦闘機がめっぽう好きで各国の戦闘機の仕様も覚えた。「ゼロ戦は20ミリ砲を主翼に2門、操縦席からは7.7ミリ機銃・・・」なんてのは当り前で、勉強よりもこっちの方が頭に入ったし、3度のメシより何より面白かった。上と中の写真は、ニューメキシコ洲のWAR EAGLES AIR MUSUMに展示してある「ロッキードP-51ムスタング」だ。この戦闘機の登場によって“ゼロ戦”(正式には“零戦”・レイセンと呼ぶ)の立場と空の主戦場を奪われて行ったのだ。最新鋭の水冷エンジンを搭載した当時の最速、最強のプロペラ戦闘機である。どんなに優秀なものでも、それを超えるものが現れて、その存在や役割を終えて行く。時代はそれを繰り返して行くもの。少年時代夢中になった“プラモデル戦闘機”たちのホンモノを眼の前に、心は躍った。下の写真は「コルセア艦上戦闘爆撃機」だ。航空母艦に艦載しやすいように、主翼が折れ曲がる。また、本体から主翼が下に向け、ヒジを曲げたように上にはね上がる独特の形状は、この機だけのもの。操縦席からの視界を確保しやすく眼下の敵艦を確実に捉える目的であった。ここでまだまだ紹介したいがとてもスペースが足りない。また機会をみて他の機種もご覧に入れたい。彼等戦闘機が主人公として勇敢に戦ったであろう時代も遠く昔となり、哀愁のような寂しさも一緒に感じた。