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2020年7月9日
ハーレーも12ヶ月・24ヶ月点検整備は法定点検!…/(^^)
新車を購入後、最初の3年目(36ヶ月)で迎える車検。その後は2年毎の車検になるのはご存知の通りですが、意外に知られていないのが「法定点検となる12ヶ月と24ヶ月点検整備」だ。
点検といえどもいくつもの種類があり、オーナーが目視等により点検を行う日常点検、法律で定められた定期点検がある。
代表的な点検は、車検と車検との間に行う「法定12ヶ月/1年点検」と、2回目以降の車検と同時期に行う「法定2年点検」である。
オーナーはこれら点検を実施し、車輌を適正で安全な状態で使用しなければならないという責任がある。
=法定点検とは=
まず法定点検は、法律で定められていることを知っておこう。
ハーレーや車検対象の車輌を使う人は、道路運送車両法 第48条(定期点検整備)により点検を受ける義務が明記されている。
我々の持つ自家用車などの場合、法定点検には、1年ごとに行う12ヶ月点検と、2年ごとに行う24ヶ月点検がある。
点検内容は12ヶ月点検(1年点検)と24ヶ月点検(2年点検)では、それぞれ項目は経年変化や耐摩耗性など異なっている。
そもそもあらゆる車輌は、工場で生産される段階から、ユーザーへ引渡された後、アフターケアーしながら使用する前提の車輌であることを知っておきたい。
なお、ハーレーダビッドソンでは初回点検と6ヶ月点検もあるが法定点検の対象外。これは新車からの初期摩耗等の経過を視る安全点検を目的としている。
=法定点検と車検の違い=
法定点検と車検は一見似ている印象を受けるが、整備内容や目的はかなり違うもの。
法定点検は、ハーレーダビッドソンが故障なく快適に走れるかどうか確認するものである。
車検は、保安基準(道路運送車両法に定められる規定で、自動車の構造,装置,乗車定員等)に適合しているかを管轄する国土交通省・陸運支局により検査するための制度。点検整備は行わない。
12ヶ月、24ヶ月に実施する法定点検がカナメであることを理解頂きたい。安全かつ快適に車を走らせるためには、車検だけでは不十分なのだ。
その車輌が、本来持つ快適な走行性能を維持するためにも、「法定点検」や日常の点検が大切になってくるのです。
法定点検は義務とか責任?しないと罰則はあるのか?
法定点検は道路運送車両第48条(定期点検整備)により規定されている「義務」であること。
しかし、受けなかった場合でも罰則規定はない。
法定点検を受けないというのは、主に12ヶ月点検となり、通常、24ヶ月点検は車検と同時に行うためである。
法定点検が法律に定められている背景には、ハーレーの保安基準を満たしていれば問題が指摘されないが、吸排気システムなどは車検だけではカバーしきれない。また、ブレーキパッド等の減り具合や経年や走行距離により本来の性能が発揮できるか、個々のハーレーの状態を点検・整備することができるからである。
これに密接な関係がメーカー保証も12ヶ月・24ヶ月点検を実施していることを前提にプランされている。
点検をしなかったことに起因する故障や不具合の発生の可能性もあるからだ。新車保証期間に正規ディーラーで点検を実施しないとメーカー保証を受けられないので注意してほしい。