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2021年8月17日
パン・アメリカが放つ野暮ったさが病みつきにする!
年明けに見たハーレーダビッドソン・パンアメリカの第一印象に、到底スタイリッシュとは思えなかった姿だったが、見ているうちにだんだんと魅了されていってしまうのはハーレーでは毎度のこと。
ハーレーの名車と呼ばれたこれまでのモデルも、初めて見たときは違和感だらけだが、その斬新な姿は後に評価が高まっていく。
そんな思いを同じくしてくれるのか、パンアメリカ・ニューオーナーへ納車が続いています。
ドコドコと重く回るV型エンジンの鼓動を股ぐらに感じつつ、サラブレッドの背に乗るようにして跨ぐ。
幅広なハンドルやフットペグに手足を乗せ、ワイルドにライディングポジションを構えれば、普段はおとなしい人も魔法にかかったかのようになんとなく反逆的、不良っぽい気分にさせてくれるから不思議なライディングポジション。
ハーレーダビッドソンと云えば、これまでシート高が低く、乗り手の体格を選ばないから女性ライダーも少なくないし、足がしっかりと地面に届くという強みは、リターンライダーやビギナーにとって、いわば出会いのオートバイ。
それがハーレーダビッドソンなはずだが、『PAN AMERICA』から見える景色はまったく異なる。ゆったりと高い位置から見下ろし、エンジンもVツインながら水冷DOHC化されジェントルに回る。パンアメリカが放つ野暮ったさも、病みつきにするクセの強さが大いにある。