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2009年11月21日
ビューエルは驚きの面白さ!
ビューエルが、2010年モデルを最後に生産終了のニュース、すでにご存知だろう。小生のライダー人生の中で、ひと言で表すならば「ビューエルは面白い」この印象に尽きる。オートバイは特に、どのメーカーにも群を抜く面白いバイクが時として突如登場する。そのXBシリーズの中でも、写真の「07・XB12Tt」がそれにあたる1台だと私は思う。
「07・XB12Tt」のスタイルはオフロードバイクのようだが、エンジン特性はレーシングマシンのように中高速域でパワフルに吹き上がる。それまでのXBには無かった鋭い加速感を覚えた。関越道で練馬ICから高崎ICまで走ったが、その心地よく回るエンジンと伸びるスピードに夢中になり、覆面パトカーを追い越し、バックミラー映った時には冷や汗をかいた。その後、榛名山と赤城山のワインディングを久しぶりに本気で攻めた。コーナーの進入と立ち上がりに応えてくれるフロント&リアサスペンション(ショーワ製)とブレーキ、そしてレスポンスのよく吹き上がるV型エンジンの鼓動に、ホンダ時代のレーシングレプリカRC30と80年代の走りを思い出し体中が熱くなった。究極のところバイクはワインディングが面白い
私感だが、この「07・XB12Tt」はビューエルの中でもかなり本気で造った走りのバイクだと推察。但し「07・XB12Tt」は08年以降廃番車となったのが残念だ。残された日本の在庫だけが最後のビューエルとなるが、案外引き合いが強いので早期に完売するだろう。