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2009年10月1日
今、零戦が旬な話題に!
少年時代、「ハセガワ」や「タミヤ」のプラモデルを盛んに作った。その多くは、日本の戦闘機が一番だった。作り始めると、晩ご飯も喰わず勉強はもちろんせず、ひたすら完成するまで没頭したものだ。その中でも零戦(ゼロセンと呼ばずレイセンが正しい)が今でも大好きで、バランスの取れたデザインは旧日本軍戦闘機の中でも抜群だ。プラモデルの設計図には零戦の解説があり、それがうんちくとなっていった。「21型」から「63型」まであったが特に代表的な存在として灰色に塗装された「21型」に人気があるようだ。
零戦52型
後期モデルのなかで海軍航空隊機として有名な「52型」は濃緑色に塗られ、敵機が上空から視ても海の色に染まるように海戦仕様だった。21型に次ぐ人気の機体である。この2枚の写真は河口湖自動車博物館・飛行館で8月に撮ったもの(毎年8月のみ限定公開)。これまで靖国神社の遊就館の零戦、アメリカ・ロス郊外チノ空港の零戦など観て来たが、ここの零戦はほぼオリジナルに近く、評判の通り美しい機体だった。この日は入館する前から少年時代のようなワクワクした気持ちが甦ってくるのを覚えた。飛行館の中には零戦のエンジン単体やクランクなど構成部品も多く展示され見ごたえ充分。ハーレーダビッドソンと同様に、空冷エンジンに共通するエンジンフィン(冷却用の羽状のもの)の成形は美術品を思わせる。時代と共に技術は進歩し革新を続けるが、この零戦の生産技術があったからこそ、世界に冠たる会社となった日本の企業「トヨタ」や「ホンダ」の礎となったことに違いない。
追伸、最近テレビCMでも流れいる「零戦を作る」がちょっと気になっている。