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2022年6月3日

10年ひと昔…イエ今や5年でひと昔!

大幅に排ガス規制が強化され、ハーレーダビッドソンなど4サイクルはFI化*や触媒の大型化が必要となり、特にキャブレターのビッグバイクは、ほぼ淘汰している。(*FI:フュエル・インジェクション)
ハーレーダビッドソンの低回転アイドリングが鼓動を続ける、いわゆる3拍子サウンドの脈動を愉しんだキャブレター時代を知るハーレーオーナーも多い(^^♪


【さよならキャブレターラスト・2006年ローライダー】

2021年はどのメーカーの新車の納期が大幅に延びた一年となった。
排ガス規制の影響で生産調整の中で起きたコロナ禍。いまどきのバイクは、世界各国の様々なパーツを用いて製造されているがゆえにアッセンブリー(全組み立て)が出来ない。

二輪車・四輪車を問わず「新車が買えない」年となり、その理由には新型コロナウイルスの影響によるサプライチェーン(部品メーカー)の分断があった。
さらに、もうひとつの新車販売における大きな問題は、半導体不足の影響があった。

思い起こせばH-Dもキャブレターモデルから移行して17年、あっという間に。


【ハーレーダビッドソンの愉しみ方にも変化】

いまでは、かつてほど珍しくなくなった電気バイク(EV)だが、クルマと比べ、まだまだラインナップが揃ってはいない。 
バイクの電動化が進まないのはどんな理由があるのだろう。

この5年間で、自動車産業では「100年に1度の大変革」と呼ばれるほど、大きなターニングポイントとなっている。その中心にあるのは、いうまでもなくEVシフトだろう。急速なEVシフトには賛否両論があるだろうが、今後10年でEVのラインナップが大きく増えていくのはあきらかだ。


【ハーレーダビッドソン・次期EVモデル】

バイクはクルマと比べてボディの質量が小さい。電動バイクの航続距離がガソリンと同等になるためには、バッテリーそのものを飛躍的に性能が向上しない限り難しいということになる。

ちなみに、クルマでは主流となっているハイブリッドシステムをバイクに搭載することも難しいとされ、その大きな要因はスペースとコストと云われている。

そこをなんとか搭載しても、ハイブリッドシステムを搭載したことによる重量増などを考慮すると大幅な燃費向上は難しく、むしろコスト増によって車両価格が大幅に上昇することになり、必然的に商品としては成立しなくなってしまうかもしれない。

【ハーレーダビッドソン・空冷V型エンジン】

年を追うごとに厳しくなるユーロ排ガス規制。
「4」から「5」へ実施された結果によって排出量や内容が決定される。これまで厳しい数値を乗り越えてきた歴史があるものの「ユーロ6」では、さすがに”頭打ち”となるほど強化される…との見方が根強い。
空冷エンジンモデルを駆け込みで求めるなら今だろう。
5年でひと昔になる前に!

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